注音(ㄅㄆㄇ)とは?台湾式の発音記号を一から解説
台湾で中国語を学ぶと必ず出てくるのが「注音(ㄅㄆㄇㄈ)」という発音記号です。ローマ字のピンインとは違い、台湾独自の記号を使うため最初は戸惑う人も多いですが、実は発音のクセが素直に身につきやすい合理的なシステムです。この記事では注音の基本と、ピンインとの対応関係をわかりやすく整理します。
かんたん比較
| 注音 | ピンイン | 読み方の目安 | 例(単語) |
|---|---|---|---|
| ㄅ | b | 日本語の「バ」に近い無気音 | ㄅㄚˋ 爸(父) |
| ㄆ | p | 「パ」より強く息を出す有気音 | ㄆㄧˊ 皮(皮) |
| ㄇ | m | マ行 | ㄇㄚ 媽(母) |
| ㄈ | f | 英語のfに近い唇歯音 | ㄈㄢˋ 飯(ご飯) |
| ㄉ | d | 「ダ」に近い無気音 | ㄉㄚˋ 大(大きい) |
| ㄊ | t | 「タ」より強い有気音 | ㄊㄚ 他(彼) |
| ㄓ | zh | そり舌のジ | ㄓㄨㄥ 中(中) |
| ㄕ | sh | そり舌のシ | ㄕㄨ 書(本) |
注音って何?
台湾で使われる中国語の発音記号システムです。ㄅㄆㄇㄈ…と37個の記号(声母21+介音・韻母16)で構成され、台湾では小学校の国語の授業で最初に習います。ローマ字を使わないので、英語の知識がなくても発音を習得しやすいという利点があります。
ピンインとの違い
中国のピンインはアルファベットを流用するため、英語の発音につられて誤読しやすい欠点があります(例: xをサ行で読んでしまうなど)。注音は専用記号なので思い込みで誤読するリスクが少なく、台湾の発音のクセを素直に身につけやすいのが特徴です。
声調記号の付け方
一声は無印、二声はˊ、三声はˇ、四声はˋ、軽声は・(音節の前に小さく打つ)で表します。ピンインのように母音の上に乗せるのではなく、音節の右上や上に添える点が独特です。
覚え方のコツ
最初は声母(子音)21個→介音・韻母(母音)16個の順に、音を出しながら書いて覚えるのが定番です。台湾の子ども向け教材や、台湾式の注音アプリを使うと、実際のネイティブ発音と一緒に学べます。
例文
你好
ㄋㄧˇ ㄏㄠˇ
こんにちは
謝謝
ㄒㄧㄝˋ ㄒㄧㄝ
ありがとう
我是台灣人
ㄨㄛˇ ㄕˋ ㄊㄞˊ ㄨㄢ ㄖㄣˊ
私は台湾人です
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