的・得・地はどう違う?中国語の"de"三兄弟を整理
中国語学習者が必ずつまずくのが、同じ「de」と発音する的・得・地の使い分けです。実は文法的な役割がそれぞれ違うだけで、位置に注目すれば意外とシンプルに判別できます。例文とあわせて整理していきましょう。
かんたん比較
| 漢字 | 品詞的な役割 | 位置 | 例 |
|---|---|---|---|
| 的 | 名詞を修飾(連体修飾語) | 名詞の前 | 我的書(私の本) |
| 得 | 動詞・形容詞の程度/結果を説明 | 動詞・形容詞の後 | 他跑得很快(彼は走るのが速い) |
| 地 | 動詞を修飾(連用修飾語) | 動詞の前 | 慢慢地走(ゆっくり歩く) |
| 発音 | 三つとも軽声の"de"で同じ | - | 文字は違うが発音は同じ |
| 話し言葉での傾向 | 的で代用されることが多い | - | 慢慢的走(口語ではOKとされることも) |
的=名詞を修飾する
「〜の」にあたる的は、名詞の前に置いて所有や属性を表します。「我的書」(私の本)のように、日本語の「の」に一番近い感覚で使えます。
得=動詞・形容詞の後ろで程度や結果を説明
得は動詞や形容詞のすぐ後ろに置いて、「どのくらい/どんな風に」を説明します。「他跑得很快」(彼は走るのが速い)のように、程度補語を導く役割を持ちます。
地=動詞を修飾する
地は動詞の前に置いて、その動作がどのように行われるかを説明する連用修飾語を作ります。「慢慢地走」(ゆっくり歩く)のように、日本語の「〜に」「〜と」に近い感覚です。
迷ったときのコツ
発音はどれも軽声の"de"で同じなので、書くときは「後ろに名詞が来るなら的」「動詞・形容詞の後に説明が続くなら得」「動詞の前で動作の様子を説明するなら地」と位置で判断するとよいです。ただし口語やSNSでは的で代用されることも多くあります。
例文
這是我的手機
zhè shì wǒ de shǒujī
これは私の携帯電話です(的:名詞修飾)
他說得很清楚
tā shuō de hěn qīngchǔ
彼ははっきりと話す(得:程度補語)
她慢慢地打開門
tā mànmàn de dǎkāi mén
彼女はゆっくりとドアを開けた(地:連用修飾)
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